インターネットでのアイデンティティをまごつかせて

第二の思春期を終えたオジサンが、何故私は働くのか私の生きている意味はなんなのかについて思春期のように省察するブログです。

本を読む前の態度についての考察ー『布団の中から蜂起せよ』を読む前の準備

どういった態度でこの『布団の中から蜂起せよ』を読んだらいいのか、まごついている

布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章 | 高島 鈴 |本 | 通販 | Amazon

この本を読む切欠は、Twitterで読んでもいないのに、このタイトルだけを論ってバカみたいなことを言ったら「オジサン仕草がすぎませんか」「醜悪だと思います」てきなことを言われてしまって、最初はTwitterとはいえ個人に対してこんな発言をするなんてとムカついてしまったのだけど、お風呂に入ったりしながら冷静に考えると。いや全くもってその通りだと冷静になった。今はめちゃくちゃ恥ずかしい
私はゼロ年代のエロゲやアニメ批評といった、作品をちゃんとプレイもしていなければ読んでもいない、ただ時代の流れと自分の言いたいことを正当化・権威付けたいための道具として学術書や作品をおもちゃにするバカな奴らが大嫌いだった。
でも、今回の私の態度は、その馬鹿で醜く気持ちの悪い行動と同じなんじゃないかこのままでは私も同じ化け物になってしまう。しんでしまう。
醜く腐った臭気のするオジサンにはまだなりたくないと思い、本を買った。今手元にある。Amazonという物流システムはすごいな。ロジスティクスこそがパワーだ。
たぶん、今こう書いていると、このままTwitterにいたらそんな醜いオジサンになってしまうと思って、やめたのかもしれない。もっと発言する前に、こうやって考えたり、読み返したりする時間と態度を取っておくことを再開しようと思ったのかもしれない。

それで、エクスキューズが長くなってしまうのは悪い癖なんだけど、どうしたらいいだろうか。

先ず、斜に構えたり、オジサンとして物申すとか、そういった態度のうんこは散弾銃のように散々と投げつけられただろうし、なにも考えないことになるのでやめたい。やめたいと思う。
また、この本を称賛する声は帯にも紹介文やレビューにもあるように有名な人のものが讃々と降り注いでいるし、この流れに乗るのは着心地が悪いのでやめよう。
だけど私はフェミニズムというものに全く興味がなく、またアナーキズムに対しても大学でカバンが触れた程度の知識や理解しかない。この浅はかさでもって、この本をそういった文脈から批判することもできないだろうし、とってつけたような知識で批判なんかするべきじゃない。それは本当に不味いやつだ。
それじゃあ、どうしたらいいだろう。
いま考えている。賛同するでもなく馬鹿にするでもなく虚仮にする態度でもなく斜に構えるでもなく、私というこのオジサンを通してなにが読み解けて語れるだろうか。

私自身、蜂起をしようとしたことはないが、革命とかではなく現実的な戦い方として、多様性を維持し輝かせる何か社会をよくしたいと私なりに戦って動けなくなって脱落して別の場所で生き長らえている者として、この本に向き合ってみたい。二月中に書けたらいいな