『水は海に向かって流れる』を読んで-いい子であること

田島列島の『水は海に向かって流れる』を読んで
相変わらずこの人は面白いマンガを書くなと読み進めつつ
私が結婚してワイフと暮らして一年になる。

オジサンが自分語りをするのはnoteじゃねーなってことで、ここに書くのだけど
私は生まれてからこのかた大体いい子であった。そうか?ということはもちろん沢山あるのだけど、概ねそうであったという認識しているし
世間的・親戚近所からの評判もおおむねそのようなものであるから、間違ってはないだだろう。

さて、『水は海に向かって流れる』はなんとなく家で暇だしマンガでもよみてーなーといくつかサンプルを漁っていたところ
いきなり一話目から胸を締め付けてきたので豚の角煮を仕込みながら今一巻を読んでいるところなのだけど
ひとつには「いい子」をめぐるお話なのかなーと角煮を仕込みながら思い当たって、
そんなときに、今日はワイフとちょっと喧嘩というか彼女のトラウマを刺激してしまい反省と自分のことに思いを巡らせたし
寿司が食べたくなったり-でもワイフもいるし今もう豚の角煮つくっちゃってるし今日のおかずは決まっているので寿司を食べに飛び出せなくて泣き出しそうになったり
お菓子を食べたいのだけど太るので自制していることとかが相まって
「いい子」について思いを巡らせている。

今、まー色々とたまっているのか、たんに寿司が食べたい純粋な気持ちなのか判断はつかないけれど寿司が食べたくなっていて
無性に寿司が食べたくて本当にいい歳したオジサンだけど泣き出しそうなサタデーナイトで寿司が食べたくて、でもいまキッチンでは
豚の角煮が美味しそうになってきて、それとは別に今晩のおかずであるアサリの酒蒸しを作らないとなーという気持ちの中で
きっと間違いなく私は寿司を求めて家を飛び出すのではなく、アサリの酒蒸しを作るんだろうなという確信がある。
ほら、豚の角煮の煮込み時間の終わりを告げるベルがなった。うちの角煮はゆで卵をいれてからだいたい25分くらい煮付ける。
豚肉500gに対して酒50ccしょうゆ30cc砂糖大さじ2で生姜とネギはたっぷり卵は6つ。焼色をつけ一時間茹でて1時間煮込む。
出来たのがこれです。じゃん!美味しそうでしょ?実際おいしかったです。さすがですね。
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さて、晩ごはんを二人でおいしいねーおいしいねーと言いながらたべて
頑張ったご褒美のハーゲンダッツをローソンに一緒に買いに行き今そのハーゲンダッツクリスプチップチョコレートを食べながら再び書き出した。

やっぱりというか結局というかもうすでに分かっていたというか
やはり私は寿司屋に駆け出すこともなく晩御飯を栄養バランスを考えつつ美味しく食べたいものを作り自粛下の最中でも満ち足りた土曜日の夕食を二人幸せに過ごし今ワイフは私のそばに座って『水は海に向かってながれる』を読んでいる。
寿司屋に駆け出さない私はいい子であると思う。この自粛下の最中に大好きな喫茶店にも行かず隣の区までしか自転車で移動せず登山にも行かず、
だいたいおおよそ都内の人がみなこうしたことを守って過ごしているのだろう。そんなことはまーどうでもよくってさ
寿司屋にも駆け出せず豚の角煮とアサリの酒蒸しを作っていることに不満があるかといえば、全く不満がないわけではない。
ひとこと言葉に文字にしたかった。

私はいい子であろうとしたことは本当にない、そういった自覚はないしそういうふうに志向したこともないのだけど結果としていい子になっていた子供であったし、い善良な人間としてワイフとともに暮らしている。みんなからいい子と言われてきたし勝手にいい子ねーと言われてきた。

この力は動きは流れ向きはなんなのだろうか。この力や方向性は、いい子になってしまうこのあるがままの流れはなんなんだろうかと、ふと疑問に思うことが結婚してからふとした時に、ワイフと喧嘩というかワイフに不満があってお風呂場でぶつぶつと言っている際などに頭をよぎっていた。
そんなときの『水は海に向かって流れる』を読んだ。
今日はワイフとちょっと喧嘩することがあり、ワイフに触れた。もう仲直りしてハグしているのだけど、そして料理をしているのはワイフへの罪滅ぼしとかではない毎週毎日自然としていることである。私は世間一般からみても素晴らしいハズバンドであると思うし、まー自分でも驚くほどよくやってるなーと思う。これは本当に自分でも驚いているけど、怒鳴ったり怒ったりすることなく一年を過ぎた。
この結果はどこから来るのだろう。私は寝返りを今までの様にうてなくなっている。セミダブルからシングルベッドになったし!でもそれはお互い様というか共同生活を営む上である程度のこと夫婦でなくても家族とか友人でもあることだ。二人とか複数名とか共同生活を営む上であることだ。
独身の頃は自由気ままに自分が稼いだお金で明日のごはんのことなんて気にせずお肉を買ってしまっていようがアサリを買ってしまっていようが気にせず寿司を食べたくなったら寿司を食べに飛び出していた。しかしそれが今ではできなくなっているのだ。これはストレスに感じるし、一瞬なんで寿司を好きに食べられないんだと泣き出してしまいそうになった。欲望をTwitterに吐露したけどあれは大げさなことではなくって本音だ。寿司が無性に食べたかった。寿司が食べたかったけど私は明日のためにワイフのために豚の角煮とアサリの酒蒸しとついでに小松菜の炒めものを晩御飯につくった。とっても美味しかった。美味しさに不満はない。二人は幸せにおいしく晩御飯を食べて食後にデザートとコーヒーを飲んでいる。幸せでのんびりとしたサタデーナイトだ。
でもこういった5月の湿気っぽさみたいな空気を抱えることがある。
寿司が食べたい!泣き出したくなるほど食べたい!でも豚の角煮も作りたい!作りたいんだよ!角煮うめーな!!!アサリの酒蒸しも最高に美味く出来た!
あと今日は初めてワイフと一緒にお風呂掃除をした。