インターネットでのアイデンティティをまごつかせて

第二の思春期を終えたオジサンが、何故私は働くのか私の生きている意味はなんなのかについて思春期のように省察するブログです。

焙煎メモ:ガテマラが分からない

ガテマラのコーヒー豆の焙煎度合いをどうしたらいいのか分からず
この数ヶ月色々と悩んでいる。
そもそもガテマラのコーヒーをあまり飲まないというのもあり自分の中でおいしい好きなガテマラのコーヒーの理想的な姿、イメージが曖昧ということもあるかもしれないのだけど
ガテマラの焙煎が全くわからない。

そもそもガテマラのコーヒーはどんな特徴があるのか。
浅目でも深目でも、やはりあのガテマラの芳醇な香り、酸味と甘さが際立つジューシな口当たり、こんなところだろうか。
酸味がとても特徴的というか強い印象があり、焙煎を抽出を失敗するとコーヒーの苦味と喧嘩してしまうほどの酸味がある。
ブラジルほどではないけど、ココアやチョコのような甘さ香ばしさもある。コーヒー油というかクリーミーさはなかなかにある感じ。
おそらく上記の特徴で大きなハズレはなくて、あとは産地や農園によって酸味やジューシさがより際立ったり洗練された味になるかなと。

それで、はいガテマラのコーヒーの魅力や特徴は分かりました。
じゃーそれじゃ自分で焙煎してみるとなった時にどういう風に焙煎したらいいのか、どこのポイントというかバランスに仕上げたらいいのか迷っている分からない。

ということで色々なコーヒー屋さんのガテマラを飲んでみる。

コジロウ
思ったより深く甘い。まろやか、あまいコーヒーに仕上げている。
後味に酸味とジューシさを残しているがコジロウの鮮烈な酸味というのではなく、魅力を残しているというくらい。
舌の上にココアのようなビターチョコのような苦味が余韻として味わえる
おもしろい。コジロウさんはガテマラをこう解釈しているんだ。

長月
もちろん深煎り。ジューシさと甘さ酸味が一体となっている。
機屋やコジロウがバランスとするなら、こちらは一体派という色合い。
とても深煎りのジューシさがいやらしくなく出ていて楽しめる。

また機屋に喫茶いずみのガテマラを飲んだメモを思い起こしてもやはり気持ち深目の焙煎傾向なのかなというのに気づく。
これは私もそうで、浅目の焙煎だとどうしても酸味が強く出すぎてしまって難しいわからないとなるのだけど
よく焼いている26分から30分くらいの焙煎時間の深目あたりで焼いてみると、気性の荒いガテマラの酸味やジューシさを上手く手懐けられるような気はしている。
深目だと、ガテマラの美味しさがしっくり「うんうん、奇を衒わずこれでいいんだよ」という美味しさに落ち着く。
ここで満足していいのか?もっと美味しいポイントがガテマラの魅力を最大限引き出せるポイントがあるんじゃないかと思う一方で
浅すぎると荒々しくジューシさが強くなってしまうので難しい。浅い焙煎のガテマラの香りは本当に本当に魅力的なので、これを引き出しつつ荒々しさを手懐ける
焙煎を目指して焼いていこう。
この前焼いた26分のはなかなかジューシさと酸味も残り美味しかった。30分のは甘いのが好きな人にはいいけど、酸が消えすぎてしまったように私には思える。