インターネットでのアイデンティティをまごつかせて

第二の思春期を終えたオジサンが、何故私は働くのか私の生きている意味はなんなのかについて思春期のように省察するブログです。

チェンナイビーフカレーのレシピ(作り置き、できます!)

チェンマイじゃないよ、チェンナイだよ。

インドカレーというとーそのレシピもー文化宗教的な背景もありチキンやダルにベジカレーが多いですが、歴史的背景もありチェンナイ(旧マドラス)ではビーフカレーを食すこともあると聞いて、南インド風のビーフカレーを作ろうと思ってできたレシピです。

チキンカレーやサグマトンやベイガンキーマなど大好きなのですが、たまにビーフカレーが食べたいときがあります。
でも欧風ビーフカレーじゃなくってインド的香り豊かなカレーと牛肉が食べたい!!ときがあるのですが、色々探しても満足できるインド風のビーフカレーのレシピがない。
ないなら、世の中に満足できるレシピがないなら自分で自分を満足させられる喜ばせられるインド風ビーフカレーを作ってみればいいじゃないかと一念発起して作ってみました。
これまでに香取薫さんや南印度屋さんイナダさん丸山さんやネットのレシピなどをみて色々なインドやスリランカのカレーを作ってきましたが、
その経験をもとにインド風の美味しいビーフカレーを作れないものかと、しかも日曜日に作り置きして火曜日までの三日分の晩ごはんに使える、作り置きできるインド風ビーフカレーは作れないものかと、みんなわかってくれると思いますが、働く我々にとって作り置きできる美味しいカレーのレシピは本当に喉から手が出るほど欲しいんです。
でも、あまり世の中にはそういう提案をしてくれる、作り置きできるインドカレーのレシピがないんです。
なので、ないんだったら自分で作るしかないじゃないと思い試行錯誤し何度か様々なパターンのビーフカレーを作ってみて、
ようやく満足できる美味しくて日本人の舌にも合うだろう、日本風でも欧風でもないインド風ビーフカレーができたのでレシピとしてまとめてみました。
南インドということでココナッツをたっぷり使った甘い香りのインドなのにコクがある、しかも作り置きできるビーフカレーを目指して作ったレシピです。
いや、ないなら作ればいいってことでやってみたのですが、レシピって自分で試してみると作れるもんなんですね!!たのしい!!また何か作ってみます!
※作り置きできるインド風カレーのレシピって需要あると思うんですよねーー。
さて、以下からは本題のレシピです。


チェンナイ風ビーフカレーのレシピ
※6 - 8食分をイメージしています。
※22年7月4日加筆修正しました

【材料】
牛切り落とし700g - 1kg (バラとも肩ロースでも、牛薄切りならなんでもいいかと。私はカナダとかオージーのリーズナブルな牛薄切りをつかっています)
玉ねぎ中3個(2個でもいいけど、3個のほうが濃厚で好き)
ホールトマト缶1(250g程度)(ホールでもカットでも生をミキサーしても好みでいいと思ってます)
パクチーの根っ子2束分(完全に好み、なくてもいい。あると風味が俄然ましまして美味しい嬉しい)
パクチー(茎の部分は肉と炒めて、葉っぱは出来上がり時に盛る。なくてもいい、あるとうれしい!!!)
ココナッツシュゼット:20g - 70g orココナッツミルク200cc程度 (多ければ甘みと香りが増す。ものによって甘み風味が変わるので幅をもたせています。私は50g以上いれちゃう)
ココナッツミルクのが手に入りやすいし、料理しやすいですね

油:大さじ2(サラダ油かギー、私は半々でいつも作ってます)
・塩:小さじ2
・レモンとかライムの輪切りを加えるのもいいですが、なくてもいいです。
・青唐辛子やししとうが数本あると、また美味しいですが、なくてもいいです。私も手に入らずいれないことのほうが多いです。

【パウダースパイス】
ベーススパイス:小さじ2(ターメリック1、レッドチリ0.5、クミン1.5、コリアンダー1)
※イナダさんの6 Boxを参考にしてます。
ガラムマサラ:小さじ1(MDHのを常用してます)
コリアンダー:小さじ2パクチーがなかった場合、小さじ1追加して補ったりしてます)
クミン:小さじ1
シナモン:小さじ1
クローブ:小さじ1(あるといいです。なくてもOK)
カルダモン:小さじ1/2(小さじ1にして、さらに爽やかにしてもいい!まーなくてもいいです)
※私は大盛りめに入れてます

【ホールスパイス】(あると嬉しいですが、全部なくてもいいです。マスタードシードとクミンシードとクローブはほしい)
マスタードシード:小さじ1
ブラックペッパー:小さじ1
クミンシード:小さじ1
カルダモン:黒3個、グリーン10個程度(黒はなくてもいいです)
シナモン:一本
クローブ:5 - 10個(ホールでない場合は、まークローブパウダー小さじ1くらいで)
※私的にはスパイスましましが好きなのでスターアニスを追加したり、レモングラスローズマリーローリエを追加したりして毎回遊びます。

■手順

  1. 玉ねぎを薄くスライスする。にんにくと生姜はみじん切りにする。パクチーの根はみじん切り、茎は数mm程度に切っておく。※にんにくや生姜が気になる人は、すりおろすかチューブを使う
  2. 油を温めてホールスパイスを投入し、マスタードシードがパチパチするくらいまで温める。
  3. パチパチしてきたらスライスした玉ねぎを投入し、玉ねぎがいわゆるきつね色になるまで炒める。※飴色までしなくていいです。
  4. 玉ねぎを炒めたら、パウダースパイスとパクチーの根を投入して軽く炒める。※スパイスを玉ねぎにかけてもいいし、フライパンに直接落としスパイスだけを軽く炙って香ばしくしてもいいです。趣味の範囲で色々とやってみてください。炒めすぎると苦くなるので注意。共栄堂のあの香ばしさと苦味はそれはそれでクセになる美味しさで好きです。
  5. 牛肉をどーんと投入し火が通るまで10分程度切るように炒める(事前に牛肉は冷蔵庫から出しておくといいです、切らなくていいです)
  6. トマト、にんにく、生姜、塩を投入して炒め煮する。水分が煮詰まったらココナッツと水100ccを入れて鍋に蓋をして45分程度煮る。※焦げないように注意してたまにかき混ぜて、水分が足りないようなら少しずつ加える
  7. 煮詰まったら蓋をとって、カレーにとろみが出るまで水分を飛ばす(5分ー10分)。味をみて足りないようなら塩で整え粗熱をとって完成!!

※ここであれば青唐辛子やししとうを追加、食べる直前にパクチーやレモンなどを盛って映えさせてください。

私はジオ・プロダクトのポトフ鍋を使っているので水は少なめにしています。この鍋のおかげで煮る時間も短くなっていると思うので、一般的な鍋でしたら1時間くらい煮込んでもいいかと。
カレーは炒めもの、炒め煮的なところがありますが、今回のビーフカレーは完全にビーフを煮込んで美味しくさせることを目的としたレシピなので煮込んでください。
水は焦げない程度で十分です。とろみが出るまで煮込み最後に水分を飛ばすのが本当に大事です。水っぽいとパシャパシャしてカレーの旨味を日本人の舌は感じられないと思います。水分を飛ばすのが大事です。
またカレーは塩分と油で味を出す性格が強いので、味がしないなーと思ったら塩を少しずつ追加してみてください。酸味の強いトマト(缶)を使って塩分を減らすのもいいと思います。
南インドのカレーなのでココナッツの甘さが旨味のポイントになるので、ココナッツをガッツリと使っても私的には美味しいと思います。ココナッツオイルをギーの代わりしてもいいです。香りが凄くいいです。
当日より次の日のほうがやはり美味しいです。